美容医療の支払い方法として、医療ローンと並んでよく検討されるのがクレジットカード決済です。どちらを選ぶべきか迷う方も多いですが、その判断基準の核となるのは金利の差と利便性です。まずクレジットカードについてですが、一括払いや2回払いであれば金利手数料はかかりません。しかし、美容医療のような高額な支払いを3回以上の分割払いやリボ払いにした場合、一般的に年率12パーセントから18パーセントという非常に高い金利が発生します。これに対し、医療ローンの金利は年率3パーセントから10パーセント程度が相場であり、多くの場合で医療ローンの方が圧倒的に金利負担が少なくなります。例えば、50万円を2年間で返済する場合、年率15パーセントのカード分割払いと年率7パーセントの医療ローンでは、利息の差だけで数万円の開きが出ることになります。この差は決して無視できるものではありません。ただし、クレジットカードにはポイント還元という独自のメリットがあります。1パーセントのポイント還元があるカードで50万円を支払えば5000円相当のポイントがつきます。もし一括で支払える余裕があるのなら、カード決済の方が断然お得です。しかし、分割を前提とするならば、ポイントのメリットよりも金利による損失の方が大きくなるため、医療ローンを優先すべきでしょう。次に審査の面での違いがあります。クレジットカードは既に所有していればその枠内で即座に決済が可能ですが、新しく医療ローンを組む場合は、その都度審査が必要になります。この審査の手間をどう考えるかもポイントです。また、カードには利用限度額があるため、高額な美容整形では枠が足りないという事態も起こり得ます。その点、医療ローンは施術費用に合わせて枠を設定するため、限度額を気にせず契約できる利点があります。注意が必要なのは、カードの「あとからリボ」などの機能です。一見便利に見えますが、リボ払いは金利が非常に高く、かつ残高が減りにくいため、美容医療の支払いには最も不向きな方法と言えます。結論として、数回程度の短い分割であればカード決済の利便性が勝りますが、1年を超えるような長期の返済を計画しているのであれば、金利の低い医療ローンを申し込むのが賢明な選択です。自分のカードの規約を読み直し、分割手数料率が何パーセントになっているかを確認してから、クリニックが提示するローンの金利と比較検討する習慣をつけましょう。