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部位によって脱毛の種類を変える賢い選択
全身脱毛を契約する際、全ての部位を同じ種類の脱毛機で照射するのが一般的だと思われがちですが、実はより高い効果と満足度を追求するならば、部位の特性によって脱毛の種類を使い分けるという、一歩進んだ考え方があります。私たちの体に生えている毛は、場所によってその太さ、濃さ、生えている深さが全く異なります。例えば、ワキやVIOラインの毛は、黒々として太く、皮膚の比較的深い層から生えています。こうした毛には、メラニン色素によく反応し、皮膚の深層までエネルギーが届く、熱破壊式のヤグレーザーやアレキサンドライトレーザーが非常に高い効果を発揮します。一方で、顔や背中に生えている産毛は、色が薄く、細く、皮膚の浅い層にあります。このような毛は、従来の熱破壊式レーザーではメラニンが薄すぎて反応しにくく、効果が出にくいことがありました。しかし、メラニンの量に左右されにくい蓄熱式脱毛(SHRや蓄熱式ダイオードレーザー)であれば、産毛に対しても効果的にアプローチすることが可能です。また、肌のデリケートさも部位によって異なります。皮膚が薄く敏感な顔や、色素沈着が起こりやすいVIOは、肌への負担が少ない蓄熱式脱毛や、冷却機能が優れた脱毛機を選ぶことで、トラブルのリスクを軽減できます。さらに、レーザーではどうしても対応できない毛も存在します。それは、メラニン色素を持たない「白髪」です。特にVIOや男性のひげには、年齢とともに白髪が混じってくることがあります。レーザー脱毛を完了した後に残ってしまった白髪や、眉周りの細かいデザインを整えたい場合は、毛の色に関係なく一本一本確実に処理できるニードル脱毛が唯一の解決策となります。このように、全身を画一的に捉えるのではなく、部位ごとの毛質や肌質を見極め、それぞれの部位に最適な種類の脱毛方法を選択すること。あるいは、複数の種類の脱毛機を導入しており、部位によって使い分けてくれるクリニックを選ぶことが、時間や費用を無駄にせず、理想の肌を手に入れるための最も賢い選択と言えるでしょう。